sametimeme's diary

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気分の悪い週末

を過ごしていた。

別に嫌なことがあった訳でもなく、昼に食った飯の油が悪かったのか、2日に渡って吐き気に悩まされ気を落とした。健康で美味しいものを食べれる事が何より尊い事なのだと認識を新たにする。

そういえば日本では徳州会の大ボスが告発を発端として取り巻き共々逮捕糾弾されているが、彼は喋れないが目線と文字盤であの巨大組織の指揮を取っていたというから驚きである。少々スキャンダルで晩年を汚したものの、その怪物性には空恐ろしさすら感じる程だ。医療界の一つの時代が終わろうとしている今、日本も世界を取り巻く医療革命の流れに巻き込まれていく事を予感させられた。

 身体の衰弱は精神を弱らせる。弱気なことばかり考えるようになってしまうので何をしようにもいまいちテンションが上がらないが、こういう時に自分を助けてくれるのは、自分の趣味である。一般的に、体調も、例えば仕事も友人づきあいもうまくいかないときに趣味はその人を支えてくれるし、その逆もまた然り。趣味を多く持つという事は、それだけ多くの支点に支えられているという事で、それぞれの支点と上手くバランスを取りながら安定した精神状態をもたらしてくれる

なのでこんなときは本を読む。Pianoを弾きに行く元気もなく、いい加減もうだいぶ下手くそになっただろうなと不安でたまらないが、まあ本を読んでいるとそういう懸案も忘れられるので楽で良い。

本を読む意味

読書はただ知識を得たり情報を得たりするためだけにするものではない。

例えば、日本語の言い回しや文章感の接続を意識して読むと、どういう対象にむけてどういう人がどういう意図で書いたかというのが見えてくる。その本を誰かが書いた背景にはどういう事象や思考があって、さらに本の中で展開される論理はどのような思考をたどっていて、最終的に読者にはどのような思考を与えたいのか、そういうのを通して筆者と擬似的な対話を行う時間でもある。

また、仕事や趣味で成果や結果を出そうとするならば、自分の持つ力を駆使して何かを産み出さなければならない。それがリポートであったら論文であったり曲であったり、はたまたフィギュアであったりするのかもしれないが、この産み出すためのエネルギーは、無尽蔵に湧いてくるわけではない。人間活動にビタミンやプロテインが必須のように、創造活動にも栄養が必須である。この栄養を効率的にバランスよく取れるのが、読書なのである。

健康にはバランスの良いほどほどの量の食事が重要である。これはまた、創造力にはバランスの良い程々の量の読書が必要な事と似ている。健康面で気分が悪いときには、この頭のなかの栄養素をバランスよく摂取することで、少しだけ紛らわす事ができるのである。

週が明けて

このところはバリバリアウトプットをする毎日で、久しぶりに昔の論理的思考の本を引っ張り出してきて思考の整理をしていた。こういう思考能力はとっさの瞬間に必要となるのだが、頭から消えてしまっているとその瞬間に浮かんでこないのだ。

体感的に、何かを書く必要性を認識するのに頭のなかで3秒、そこから手を動かし始めるまでの間が、約5秒から15秒。この数十秒の間に、それまで読書でインプットしてきた栄養を、ロケットエンジンのように猛烈に放出しなければよい仕事ができない、のである。

本の栄養の消化効率を最大限高めて、アウトプットの瞬発力を鍛える。これが、時間のない大人の読書方法の一つである。