sametimeme's diary

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お詫びと雑感10 盆

海外で仕事をしているとお盆というのはあまり関係ないイベントなのであるが、なまじ日系企業と絡んでいると結構先方のスケジュールが自分にもハネてくるので、自然と意識する。とはいえ、ああもうそんな季節なのか、とうっすら思う程度である。

という訳で、最近まだW杯の余韻で夜更かしが全くできておらず、日が変わる頃に仕事を終えて帰って倒れるように眠る日々である。朝は5時に目が覚めるという老人のような生活をしているので、あまりこのブログを更新する気分になれないのである。

ブログを更新するのは夜が良い。筆が進む。しかし、手紙を書くのは夜はダメだ。ひとりよがりになる。それはそれとして、雑感を。

 

■ 本棚

日本から持ってきた本をようやっと本棚にならべて文庫本から片付けていっている。昔良く読んだ本を読み返すのは、昔の自分と向き合うことに似ている。社会人になって2年目に読んだ本からは苦しみや辛さが伝わってくるし、5年目に読んだ本からは仕事んお楽しさと難しさが伝わってくる。6年目に読んだ本からは、新しい世界に行ってみたい、という思いが溢れるほど感じられる。

5年後、10年後の自分は、どんな本をよんで今の僕を見返すのであろう。腑抜けた姿を想像して苦笑するのが、目に見えている。

■ キーホルダー

鍵がかさばって仕方がなかったので、かっこいい赤い革のキーホルダーを買った。日本では買えないような本皮手縫いの製品が安く手に入るのは素晴らしい。真っ赤な色は単純に見た目がかっこいい以上に、鞄の中や机の上で見つけやすい。

見つけやすい色のキーホルダーというのはまっこと機能的。

■ 頭を下げられるという事

ビジネスをしていてあまり好きではないのは、はるか歳上の男からペコペコと頭を下げられる事である。企業の営業というのはそういうものだし、僕も幾度と無くお客様にペコペコと頭を下げてきたのだが、若輩者に経験豊富な営業マンがあまりそう卑屈になるものではない。だからといって傲慢に振る舞うのはもっといけない。

じゃあどーすればいいんだ?と考えた時どうだろうか。うーん、仕事の話を熱く語られるのが一番楽しいかなあ。30ちょいという年齢は、若いころ燃えたぎっていた(であろう)仕事への情熱や好奇心が、まだまだ黒い煙をたてて燻っている年齢である。ぱっぱと扇げばまだまだ燃えるのである。

金融でも医療でもITでも、いい歳(40↑)をした男が夢中で仕事の話をするというのは、見ていて気持ちが良いものである。

■ STAP細胞疑惑

この事件を僕は、『科学技術立国・日本の葬式に参列している気分で』眺めている、と書いた。そしたら先日、理研幹部であり数々の実績を残した有望な研究者が、理研内部で首吊り自殺をしたという。

葬式が例えでなくなってしまった。悲劇である。

彼が生きて研究を進めていれば、僕が将来かかるであろう重大な病気に対して画期的な治療法が確立していたのかもしれない、というのに。女に人生を奪われた男、どこにでもあるストーリーといえば、そうなのかもなぁ。

■ 数字に強い?

数字に強い人間は仕事ができるとよく言われる。僕も全く同意である。ある会社の業績を眺めて、単位が千と百万が混在するだけで、もう見るのもイヤです…というような人間が平気で仕事をしているのが、社会というものだ。

他には、Quotationを眺めていて、どこが比較的高くてどこが比較的安いか、合計しておかしい所はないか、どこがどれだけの誤差を許容するのか、どこを同調性すれば総合的な金額が動くか…など、そういう計算や算段がどうしても苦手、というひとがいる。

こういう人は、頭のなかで数字を扱う事に余り慣れていないのである。だから、数字に関する記憶も非常に薄くなる。結果、覚えられる事というのが少なくなり、データを蓄積しない、Googleのような頭の構成に変わってしまう。

算数を教える教師にこそ、社会経験、特に経営の経験が必要だと僕は強く信じているが、…信じている人は他にあんまりいないだろうし、いてもブログにわざわざ書かないだろうから僕がココに書く。ほんまそうやって。